コロナの影響が逼迫してきた今日この所、?然公演は延期中止が多く僕たちエンタメ系に限らず(好きな言葉じゃないけど?義として)、多くの人や業界、ほぼすべての人が被害を被っているけど、その中でも自分はラッキ?な方だと思う。公演ライブは完全停止でも、少なくない分量の製作があり、?容的にも初??のプロジェクト&個人的に興味をそそらるテ?マで、今はひたすらそれをこなし、更に?器を?く時間もある程度確保できるので、常時とは違うエア?ポケットの中で、次に進むためのチャ?ジをしている?態だと思っています。と言うか、こういう風に考えないと?持を健全に保つのが難しくもあるし、さぁ?分を?えて。
今製作?っ只中なので、?日長尺の映像に向き合って作曲をしています。今までは、時間との?いでとにかくなだれ?みで作り?んでいく過程を、今回は少し時間的(精神的にも)余裕があるので、その過程を自分でも改めて見直してみようと思いました。僕の中では以前から、作曲及び製作の過程を??して「パレットで描く」というイメ?ジがあって、いつもそんなイメ?ジで作業して?たんだけど、これから映像作品、ソロ作品、イベント作品等、いわゆる劇伴というものに限らずシ?ン別に分けて、この「パレットで描く」を書いて行きたいと思います。インスト作品はその使われ方によって、その曲を作る目的がスタ?ト地点から違うから、その行程や最終的な扱われ方も全く違ってくるので、「?り?き」の仕方が歌ものポップスとは全く違ったりするし、その?の話も含めて色?と。
そんなシ?ン?にパレットで描いていく過程、だけど?際作っているときはもう必死で、というより時間に追われてそういう事を客?的に考えてこなかったんだけど、いい機?でもあるので、自分でも掘り下げてみようかと思って。自分でも興味深いと思ってる部分なのです。
最後に、これはいわゆる由?い正しい作曲講座などとは200%異なるもので、僕の個人的考えやアプロ?チを綴っているだけですので、批評家、評論の方達のタ?ゲットになりうるものではありませんので、つまり「あぁそういうアプロ?チで作っているんですね」程度で流してください。
★パレットで描く 作曲 ~映像作品~ #1 展示音?その1
このタイトルは文字通り音?をパレットで描いていくということなんだけど、。僕の場合、その情景やスト?リ?によって全く流れやきっかけが違ってくる。この場合「きっかけ」がとても大事で、いわゆる「モチ?フ」と呼ばれるものを考えるんだけど、、具?的にはメロディ?、リフ、リズム、など。
言葉で言うと「それはそうだろう」となるんだけど、その?容が幾千もあって、これは作品とのつながりを見つける作業で一番大事。つまりその作品の入口を探しているわけです。それが正しいと(あくまでも僕の場合)入り口から入った後、すんなり中に入っていけるのです。
要するにそのイメ?ジの取っ掛かりが見えるかどうか、この見つける作業が?力の大半を占めます。そして思ったものと違う入口に入ってしまうと、困ったことになります。一番厄介なのは、、、良い?な?もするし、う~んイマイチかなぁと思いつつ作業している時が一番危ない?というか時間がもったいない。そういう場合はバッサリ一刀??で切り捨て、新しい入口に入り直すことが??上最善の策。時間に追われていたり、なんとかしたいと思う?持を振り切るということです。
僕の場合はピアノ?きだけど、?然ピアノの入らない曲の場合も大半を占めるので、まずはDAW(Logic Pro)上で、およその?器や作品のト?ンイメ?ジを描いたら、思いつくままに色??いたり、試行錯誤をします。遊んでいると思われることもあります、どんどん機材や音色とセッションしていったり、最近のソフトや音色ライブラリの進化がすごくて、?がつくとぜんぜん違うことをしていたり:汗 完全に個人の嗜好の世界に、、、、でもこれはこれでめっちゃ?しいんだけど。
音?作業をしたKBSドキュメンタリ?番組「チャマゴド」
?を取り直して、作業に?ります。凡そのイメ?ジ:ト?ンと言ったけれど、どんな?器で、どんな世界?なのか?
ピアノを使わずという場合は、具?的な?器をライブラリから探し出し、イメ?ジして?いてみる。または全く?器を使わずに、イメ?ジだけで追い?む場合も多いです。極力?際の「音」にすることを避け、いろんなイメ?ジを思いつくまま頭の中で描いてみる、メロディ?を考えたり、およそ景色や流れを描いてみたり、もしくはイメ?ジを文字でメモしたり、、、。やはり共通して言えることは、曲の核となるメロディ?やリフなどのモチ?フを探し出すこと。その過程には色んなアプロ?チがあり、?分で、雰??で決めると言うより作品やテ?マから?わる部分を最大限大事に、その都度色んな方法を模索&選?しています。
僕の場合、十二?記などのアニメ?ション、韓?での映?やソロ作品にアジア色のある作品があり、そういったエスニック色を求められる傾向も多?あります。1昨年&去年手掛けた中?の大型アニメ&オンラインゲ?ムは正にそれでした。アジア的要素を踏まえて、それを現代的に、スケ?ル感を持って表現してもらいたいと言うオファ?が?倒的に多いです。
例としては
十二?記、?のヨナ、 ASTA
日本のアニメ'十二?記' ? 十二幻夢曲
https://www.youtube.com/watch?v=89BdA4IDv_s_list=RDK0P1R4gvDd4_index=2
日本アニメ'夜明けの?華'オ?プニング
https://www.youtube.com/watch?v=3T+3vxwJf6I
韓?のオンラインゲ?ムASTA - "Asa、 The Capital Of Asu"
https://www.youtube.com/watch?v=8aMccwlc9Po
例えば、十二?記(OP十二幻夢曲)の場合、メインのメロディ?を思いついた時点で、とてもすんなりスタ?トしました。メインの旋律?器は中?の笛;笛子DIZI。このように核となるモチ?フで、行ける!と確信を持てる場合、製作はスム?ズに進み出しますが、これは本?にスム?ズなケ?ス。
その他試行錯誤している間、ふとした事で見つけ出す=動きだす瞬間があり、その時「あ、行ける」と感じる。という場合もあります。つまり紆余曲折しながらも、行くべきランドマ?クさえ見えれば、後はそれをどの?に彩って行くかそれほど難しいことではなく、?力が辛かろうがなんだろうが、追い?んでいくだけです。逆に言うと、この「動き出さない」時間がイコ?ル模索しているときで、これが長くなればなるほど苦しくなっていきます。これは間違った入口に入ってしまったことによって起こる場合がほとんどなので、早く正?に?って、外界に出てくることが必要です^^;
さて最近のプロジェクトは展示。現時点であまり詳しいことをお?えできないけれど、ソウル中央博物館で行われる規模が大きなもの。?史的なソ?スを映像技術を?使して現代化、それをmapping& 3D動?化する活?に行われるものですが、?幅14Mとサイズがでかいので、視?するときに感じるスケ?ルも必然的に大きいものとなります。個人的にスケ?ル感の大きな音?は大好きなので、とても嬉しいプロジェクト^^。そして昔の壁?や??を現代の技術で美しく復刻させ、それをテ?マ別に選別しスト?リ?仕立てで動?化していく、そこには??とスト?リ?にまつわるファンタジ?的な要素も加わり、とても魅力的です。
ただ、、、、一編10分以上が、全6編で60分?の音?。そして映像も製作途中でガンガン?更になると、これはこれはでなかなか手ごわいのです。でもやはり今回も、モチ?フをうまく?むことが出?た瞬間から、アップデ?トされた映像に合わせると全?がと躍動感を持ち、自然に「動き出す」。この動き出す瞬間が、苦?して作っている時の一番充?した、安心する、そして報われる瞬間だと思います。
さて次の「パレットで描く」は、映像なし&長尺のイベント音?の制作話をしますので、これもまた違った趣向なのでどうぞお?しみに。それにしてもこの展示プロジェクト、4月末から無事に展示されますように。詳細、決まったらもちろんお知らせしますので。
梁邦彦