My Music & Moment


「こんな時だからこその日常、次のステップのために」

  •  WRITER : admin
    HIT : 1,093
    21-03-24 16:32  

コロナが収束しない、こんな時だからこその日常ってなんだろう、次に繋げるための時間の過ごし方とは?と思いつつ、毎日を過ごしています。

誰もが制約を肌で感じながら過ごしている日常。今日は自分なりの過ごし方について、とめどなく書いてみます。

 

「花、霜、木」

草木や花と接するのは気持ちに潤いを与えてくれるけれど、ここはまだ朝晩寒く、霜が降りるほどで春はまだこれから、先の方に見える予感、それだけでも素敵だけど。

僕のいる場所は軽井沢町内より山中に上っているから、さらに温度は低く、花を植えるにはまだ早い。しかし巷には春の花が売り場にもたくさん出そろい始めている。とは言いながら自分の場所の時期に合わせて待っていると殆どがソールドアウトになってしまうので、まだ植えられないけど先に購入しておき、日中暖かい時間だけ外に出して日に当ている。早く植えられる時期が来るといい。こう言う光景を見ると、この時期この場所はいつもラブが気持ちよさそうに過ごしてしていたなぁ。

 




 

話変わって、何かメモリアルなことがあると、都度会食をしたり写真撮ったり、記憶への刻み方は人それぞれ色々あるけど、誰かのインタビューで「自分たちはそういう時に木を植える」と言う話を思い出し最近メモリアルなことがあったので、ヒメコブシを植えてみた。このぐらいの大きさを「自分で」植えて、これから時を経てどういう風に成長していくのか楽しみ&どうか枯れませんように。

 

「本」

最近はオンラインライブの影響もあって、視覚で与えられる「イメージ」に興味が湧き、専門ではないけどこういう本を読んでみたり、、、Vision ヴィジョン-ストーリーを伝える 色、光、構図- / ハンス・P・バッハー >『Vision: Color and Composition for Film Hans P. Bacher >

 

専門外とは言え「ストーリーの演出」は音楽と共通する部分も多く、内容は新鮮でたくさんの刺激にあふれている。映像デザイン系ではベストセラーだそうで、今回手に取ってみた。ふ~~ん、なるほどなるほど、面白い!

 

 

「機材、帽子」

演奏している姿を他の人が撮りそれが巷でオンエアーと言う今までの常識に加え、最近では多くのミュージシャンやクリエーターが自分で(自力で)撮り、それを発信するということが普及してきたけど自分も例にもれず。今までこの場所:音響機材の整った環境で音楽をたくさん作り上げて来たけれど、これからは音楽だけでなく、映像を通じそーゆー姿も皆さんに感じてもらいつつ、楽しんでもらうのもありだと思うのです。そんな流れで3月6日初のオンライントークライブをやってみた。慣れない部分もありそれなりにドタバタしたけど、今までと違った皆さんとのつながりの可能性が見えた気がしてます。

 

そこで、スタートはしたけど皆さんに安易に適当な映像を放り出してしまうのもいけないので、ある程度の覚悟で最近取り組んで機材も導入してます。映像分野も突き詰めると正にきりがないので、音響機材ほどの入れ込み:没入感は無いけどやはり奥が深く、前述の本を読んでも興味が湧いてきて、少ない人数>つまり基本1人でどこまで効率的にできるのかを探っている状態。自分に合った機材や知識情報をピックアップしながら自分のスタイルを構築していくのもクリエイティブな時間だと思ってます。今の制約の中、現在のテクノロジーだからこそできることがあり、それによって今だから出来上がるものがある。僕がここで一人演奏し、それを遠隔で(例えばソウルからorどこからでも)操作&演出し、その場の臨場感を共有してもらえたら、そんなオンラインライブを目指しています。

 

で、映像用のスイッチャー機材買ったら、帽子がついてきた。作りは「ちゃちい」けど^^;かぶってみたら結構POPで気に入り、最近良くこれで出歩いてます。^^



 

こう言うふうに日常と違ったトライを積み重ねる事は将来新鮮なアイディアにつながり、作品&演奏にも影響すると思っています。一箇所にいるとどうしても空気が淀んで、思考も気持も滞ってしまうしね。動き回れない制約の中で、どうするかを考えつつ、このタイミングでしか出来ないこと、演奏や楽器、機材を見直したり、、、次のステップのために。

 

と言いつつ、ずっとここに居続けるわけではなく、色々外部での動きが出てきているのも事実、そろそろ外部に動き出すタイミングが近づいている気配。そろそろ皆さんにもお伝えできそうです。

じっとしているけど実はじっとしていない、新たに蓄えたものを携えて外に出ていく期待感。そんな毎日を送っています。

コロナが長期化していますが、皆さん気を抜かずどうぞ健康に過ごしてください。ではまた!

 

梁邦彦