My Music & Moment


翼を奪われた僕たち

  •  WRITER : admin
    HIT : 141
    20-09-24 17:00  

 

SNSの機能によくある「~年前の投稿はこうでした」でよく印象的なスレッドが出てくる。

特にコロナの影響で自由に出歩き、演奏もできないこういう時期には、そういう過去のスレッドは新鮮で、時には当時の自分が羨ましくなることも多々ある。

 

先日は2年前、KBSドキュメンタリーで極東ロシアから、バイカル湖を経由して中央アジアのカザフスタンまで赴いた事や、僕がプロデュースしていた夏の済州島でのフェス「Jeju Music Festival」、そして数々の過去の公演スレッドなどを見る度、現実を突きつけられ、良かったなぁと思う反面やるせない思いも。これはもう誰でもみな同じだと思う。

 

最近はもっぱら韓国のミュージカル製作作業、遅まきだけどライブに向けた準備、そして映像系のリサーチや散漫な位いろんな事を進めているんだけど、異なるプロジェクトに意識を向けようとしても結局一箇所にこもって進めている事自体不自然で、体力的にも精神的にもその持続時間は短くならざるを得ないので、適時ストレス発散や気分転換する行為がいつも以上に多くなってくる。そして外への往来なしに一箇所に滞在し製作進めていると、時間の感覚が麻痺してくる。とにかく時間が経つのが早すぎて、驚く。これは皆さんも共通していると思うんだけど、どうかな。時間と場所の感覚がなくなって行く=大きな「恐怖」を漠然と感じて、過去の現実が今となっては非現実で、それを渇望している自分もなんだか恐ろしい気もして。そんな怖い怖いと言い続けるホラーチックなブログ書く気はないんだけど、俯瞰してみるとそんな気がしてくるからやっぱり怖い(ウソ)^^

 

それにしても、もうかれこれ東京だけでなく海外へも7ヶ月程行っていない。長野県外から出たことは一度もなし!こんな事が生涯で起こるなんて、、一度も考えたことなかったし、今でも正直信じられない気持。困りましたね、本当に。

 

話変わって、先日うちのデッキに美しい蝶が佇んでいるのを見つけ、写真に収めようと思い近づいた。ところが全くうろたえず、飛んでいかない。よく観察すると、その蝶の羽は大きく破れており、おそらくそこに長い時間佇んで休息していたのだろう。そんな彼女はある時いきなり起き上がり羽を広げ飛ぶ体制に入ったが、痛みか体力不足のせいか、そのまま動かずに佇んだ。その状態がかなり長く続いたので、自分はやむなく屋内に入ったが、しばらくして行ってみると彼女は飛び立った後でいなくなっていた。きっと無事に飛び立ち、今は悠悠と空を舞っていると思う&そう祈る。しかし破れた羽を広げ、日を浴びながら飛び立とうとするその光景は美しく、懸命なその姿は感動的でもあった。

 



 

ここ最近気分転換で「走る」とても不定期だけど。時間帯は夕暮れが多い。いつものコースはとても広く見晴しが良いのだけど、初秋になりススキが伸びて背の高い藪となっている。その藪の間を走るとその中にいた多くの鳥たちが一斉に飛び立ち、自分の上を縦横無尽に飛び回る。はじめはこちらも驚いた^^; しかし最近は慣れて来たので、ここに入ると鳥が飛び立つという予想のもと、スマホを取り出して撮影(本当は映像より数は圧倒的に多いのですが)。彼ら、きっと驚いて警戒し上空を徘徊しているのだろうけど(驚かしてごめん^^;)方やその姿にうっとりする。あんなに自由に飛び回り、行き来する姿が本当に羨ましい。正に~♪Wish to Fly~

 

https://youtu.be/LLwjgdGYWo8

 

こんな、ある意味自由の翼を奪われ悶々と過ごす時間が過ぎていく毎日だけど(自分達&皆のためでもあるので、これは仕方ない)、今月26日、無観客だけど7ヶ月ぶりにステージに立ちます。演奏時間は短いけど、そのくらいで徐々に社会復帰していくのも良いかなと。イベントの趣旨も良いし、何かに少しでも役立ちたいと思う気持もあるし。

 

蝶の破れた美しい羽と懸命な姿をを見て、~♫Forbidden Feathers~ を思い浮かべ、鳥たちが空に舞う姿に正に~♪Wish to Fly~を連想する。うん、この日はどうしても♪Wish to Fly~を演奏したい! こうして「禁じられた>壊れた羽」を修復しながら徐々に、本格的なライブに向け飛立っていけたらと思っています。一日も早く皆さんと会える日が来ますように(本当は眼の前:オフラインで!)

 

梁邦彦