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日本のパラリンピックドキュメンタリーWHO I AM そして韓国の崔順(チェジュン)くん。

  •  WRITER : 梁邦彦
    HIT : 213
    18-10-23 18:02  

 

一見繋がりのない2者ですが、僕にとっては大きな意味を持つ「つながり」が。

 

 

日本の放送局WOWOWが2016年から2020年までIPC(国際パラリンピック委員会)とガッツリ手を組み共同制作しているパラリンピックドキュメンタリー「WHO I AM」で音楽を担当している事は何度か触れたけど、そのWHO I AM 2017年度シリーズ全体(8話)がアメリカで映像部門に送られる権威あるエミー賞の国際部門にノミネートされた。正直この話には驚いた。個人的にノミネート自体、作品の内容からしてそれほど驚くことではないんけど、その前に日本民間放送連盟賞 特別表彰部門 青少年向け番組の優秀賞をシーズン1に続き2年連続受賞、そしてABU賞(アジア太平洋放送連合)テレビ・スポーツ部門 最優秀賞の受賞、とこのシリーズ開始当初から受賞を続けており、更にはヤングジャンプで10月25日からマンガ連載が決まったり、その成長&進化の度合いに驚いているのです。しっかりした作品を続り続けていれば必ず日の当たる時間が来るんだなぁと。製作陣の皆さん、おめでとうございます!

このWHO I AMはパラリンピックドキュメンタリーということで、アスリートたちだけでなく家族、コーチ含めアスリート周辺の本当に感動的な話を綴っているもの。僕も彼らの前向きで精算的な姿勢に何度勇気づけられているか、そして完成番組を見て何度頬を濡らしたことか。

そんなWHO IAMが毎年シーズン開始前、東京で行っているイベントに自分も今年は参加出来(今までずっとスケジュールが合わず)WHO I AMメイン曲をソロで演奏した後、アスリート(車椅子バスケットのレジェンド)でもありミュージシャンでもある Patrickd Anderson(カナダ)とコラボライブが実現した。僕も今まで色んな経験あるけど、パラアスリートとコラボできるとは思ってもいなかった。本当に貴重な体験させてもらいました。障害を持つことはネガティブなことではなく、選手によっては「今の自分が最高」「今の境遇に感謝している」とさえ言い放つそのポジティブオーラ、本当に学ぶべきことが多く、バリバリに勇気をもらう。さらにパトリックは音楽まで、、すごい人だなぁ!

このイベント司会は松岡修造さん、そしてナレーションの西島秀俊さん、もちろんアスリートの方々始め勢揃いのライブ、超満員で入りきれないお客さんがロビーでディスプレイを注視していたのも印象的だった。これからWHO I AMが2020年に向けどんどん進化していくことでしょう。

 

 

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そして崔順くん・
一冊の漫画本が送られてきた、崔順(チェジュン)君ライフストーリーの本。

彼は生まれつきの発達障害を持つ今年27歳になる青年で、幼少の頃から音楽を始めるた。開始当初はパンソリという韓国の伝統歌唱を学び、気丈で素晴らしい両親の愛情の元パンソリに熱中、メキメキと頭角を現し、コンテストなどでも受賞を繰り返し話題になった。更にパンソリという歌を自分で伴奏したいと言いだし、ピアノを全くの独学で始め、各パンソリに自分なりの伴奏をつけて歌い始めた。彼は絶対音感を持つのに加え、鉄道マニアでもあり列車の音を聞いただけでその機種を言い当てることが出来る!そんな事がさらに話題となり民放MBCの人気番組「スターキング」への出演がきまった。その出演の際、好きな音楽家として僕をとりあげてくれ、彼のメンターとして出演&共演依頼が来たのが2014年のこと。

その時まで僕は彼のこと知らなかったけど、その番組のおかげで共演でき、それ以降彼の才能とその周囲の人達の献身的な姿に胸を打たれ続けてきた。当時はちょうど自分が国立劇場が開催している「ヨウラックフェスティバル」の芸術監督を努めていた時期でもあり、国立劇場フェスの舞台に上がってもらったり、統営で行われたユネスコ教育支援チャリティンサートにもゲスト出演してもらったり、今となってはたくさんの思い出がある。

そんな彼が今も頑張ってコンサートを続け、マンガ本まで出版!これが嬉しくないはずはないことに加えて、彼の姿とWHO I AMのアスリートやその周辺の情景&ストーリーがどうしても重なってしまう。障害を越えようとする本人の意欲と、それを支える周囲の姿勢。そして彼らが一つになり、階段を登り続ける姿はエネルギーに満ち溢れている。

自分に振り返った時、音楽を通じたこうした出会いに心から感謝すべきで、自分が出来ることを更に深く考え、膨らませていかなければ!と自分に喝を入れる次第です。
崔順くん、頑張れ!もちろん応援しています!

という一見つながりなさそうなWHO I AMと崔順くんの実は共通した姿に励まされ、自分も前に進んでいる毎日です。
どうもありがとう&さぁがんばろう〜!