最近は去年の下半期に比べると少し落ち着いたペースで過ごしてます。健康にも少し配慮しトップからギアダウンした状態で、これから始まる諸々プロジェクトの準備と、ある意味仕切り直し&見直しをしながら過ごしています。 プロジェクト準備; 開始まで時間の余裕がある時よくやるのですが、実際♪音符にしたり具体的な作業に取り掛かる前、できるだけ気持をオープンにして音楽に関わらずそのプロジェクトにふさわしいイメージや、今の自分の気持ちに引っかかるいろんなものなどを自由に取り込んでいきます。(自分にいろんなものが入って来やすいように) お、これも良さそうだな、良いかも!的なスタートから多くのものを蓄えておく、アイディアの蓄積でもあるけどあまり懸命にならず、楽にやるのがポイント。そして 実際にはまだ始めない。そうすることで、気持ちのゆとりが生まれ豊かに、でも着実に追い込んでいくイメージ^^
そういえばこのやり方は軽井沢に引っ越してきた頃からのようです。当時は気がつかないのですが、振り返ってみるとそうだったかも、もしくは徐々にそうなっていったのかもしれません。 そして見直し、仕切り直しと言うのは、主に製作環境。録音機器の見直し点検やブラッシュアップはもちろん、具体的にはコンピューター製作環境の最適化。と言うのは、日進月歩するプラグインやオーケストラライブラリ音源など刷新し、それを自分の制作方法に合うように整えていく。プラグインなど膨大になると整理する間もなく、脇目も振らず前に進むことになるけれど、それに備えての事前準備でもあります。
ライブラリーやプラグインの探索…実はこれ楽しくもあるけど、結構時間を要するのです、特に大幅に根底から変える場合これからの作品作りに大きく影響することもあるので慎重にじっくりと、そして楽しく。これはあくまで快適で時短目標クリエーションツールの開拓整理とでもいうべきものです。しかしやっているとキリがない、、 そしてさらには、ピアノ奏法に関しても大きく見直してみる。根本的な部分でもちろん大事。やればやるほど、先があり終わりがないけれど、この時間を持てる事の大きな意味があると思います。
具体的な技法のみでなく、いろんな意味で自分のピアノ音楽を俯瞰して見る。レパートリーも深掘りしてみたり、たとえばソロ作品ではなくとも、新旧含めこういう映像作品もやっていたなぁとか、取り入れてみようなどなど。色々と再発見の多い時間です。 以上のようなことをしていると結局スタジオにいる時間がほとんどになるけれど、気候の素晴らしい良い季節、気持を入れ替えるため近場に出かけたりとても大事な時間、すなわち5月後半から始まるライブや具体的にスタートするプロジェクトに向けた オープンチャージの時間となっています。
話変わって、
最近とあるオンラインショップでたまたまNobodyのアルバムが目の前に出現!レコードデビュー40周年記念リマスタリング再リリースと言う「あるある企画」ですが、これは自分が学生の時サポートミュージシャンとして参加した思い出深いアルバム。ジャケットを見た瞬間に懐かしさで胸がいっぱいになり、レコード盤探してみたらやはり当時もらったサンプル盤があった!
1;ワン
1983年の作品、医学生5年の試験期間中に行われた公演のライブ盤。確か小児科の試験前夜徹夜で勉強し、試験を受け当日そのまま会場に向かった記憶が。場所は今はなき日本青年館。
徹夜で勉強、試験受けそのままライブレコーディング、、とんでもないですね、無謀。アーティストサイドからすると迷惑な話。実際そんなことしてはいけないのだけど、温かく見守ってくれたNOBODYの2人に感謝をしつつ。当日ステージ上のリハーサルで「梁、今日試験受けてきた?」って聞かれた記憶が ^^;
2;もう一枚はスタジオ盤。 Pop Gear
学位生時代に山本達彦さんのツアーレコーディングに参加したことがきっかけで、Nobodyとの関係がスタート、その後もライブやレコーディングに呼んでいただきました。彼らは他のアーティストのヒットソングも数多く手がけ、そのオリジナルカバーレコーディングにも参加させてもらった思い出のある音源。今となっては本当に貴重な経験のアルバム2枚、リマスタリングリイシューCDしっかり購入しました。
そんなこともありつつ、オープンチャージの日はもう少し続きますが 普段会えない友人や知人にも会ったり、こういう時間も本当に大事だなと思いつつ、5月以降からはライブ&制作と加速モードに入っていきます。 最近は皆さんとライブで直接お会いできてませんが、もうすぐお会いできるのを本当に楽しみにしてます!それではみなさんその時までお元気にお過ごしください。
梁邦彦