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2024年2月21日 ロッテコンサートホールライブ

  •  WRITER : admin
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    24-03-19 13:14  

 

前回のブログアップ後に2/21のブログを準備していたら、ちょうど良いタイミングでオフィシャルphotoが届いたので写真を一緒にアップできることになりました。

 

このライブはロッテコンサートホールが位置するソウルカンナム中心の松坡(ソンパ)区主催のコンサートで、1部を松坡区立交響楽団、 2部を僕が担当することになりました。

 

ロッテコンサートホールでの公演はちょうど5年ぶり、2019年3月に国立国楽管弦楽団との公演 「Into The  Light」で音楽監督兼作曲&出演した時以来。 あの頃はちょうどKBSスペシャルドキュメンタリー「アリランロード〜Diaspora」のオンエア直後で、 そのコンサートInto The  Lightは「アリランロード〜Diaspora」と題して国立国楽管弦楽団のために30分の長尺シンフォニーを書き下ろし初演すると言う主旨でした。第一部で僕は演奏せず「アリランロード〜Diaspora」が国立国楽管弦楽団によって演奏され、2部は僕も参加。ジャーパンファンさんと沖仁さんを日本からゲストに迎えての韓国伝統楽器オーケストラとの共演と言う、非常に華やかなコンサートになったのを覚えています。コロナの直前でしたね、そういえば。

 

そして今年初め、2/21公演の提案をいただいた時からいろいろなアイディアが飛び交い僕の単独でやる、もしくは僕がオーケストラと共演するなどなど、、 紆余曲折の末1部をオーケストラが、2部を僕が担当することに決定。そして主催側からのコンセプトは伝統楽器を入れてほしい&中規模編成でのライブを希望するということだったので、伝統&西洋両軸の演奏者を入れる事を念頭に、弦、伝統楽器のテピョンソ、そしてギター、アコースティックベース、打楽器2名というメンバー構成にしてみました。西洋と伝統それぞれの打楽器2人を左右シンメトリーに。その間に弦楽カルテット4人、その背後にギター&アコースティックベースという配置によるサウンドはとても心地よくロッテコンサートホールに響き、もちろん我らが音響チームがいつも通り良い仕事してくれ、ホール特有のナチュラルなサウンドをうまく活かせた思っています。

 

 

今回レパートリーを構成するにあたって頭に浮かんだのは、5年前ここで初演された「ディアスポラ」を僕が実際演奏しようと今回ボーカルの入ったLost Arirangをチョイス。ここで少しだけ説明を、アリランロードディアスポラと言うタイトルの由来は、1930年代スターリンによるカザフスタンなど中央アジアへ強制移住を受けた27万人の高麗人達;ディアスポラ(離散して故郷以外の地に赴かざるを得なくなった人々)が、 遠い母国を慕って歌っていたアリランを想起したもの。移住を強いられた人たちが歌ったアリラン、歌詞は残っているけれど楽譜や音源は残存しておらず、その歌詞に僕がメロディーをつけ完成させた曲、それがLost Arirang。30分の長尺シンフォニー中の1楽章で、5年前は国立国楽管弦楽団員が合唱してくれましたが、今回はキムジェウさんのメインボーカルで。

 

そして昨年11月国立博物館での公演「音流」から2曲、#SAYU Main Theme と#Rainbow Reunionとをやりました。国立博物館のメイン展示「思惟の部屋」をテーマにした公演「音流」および楽曲はシリーズ化を予定しており、今年下半期に#2ライブそれに合わせ新楽曲を数曲用意する予定。とても重要な長期ビジョンで育んでいこうと思っていますので、どうぞ期待していてください。その他はソンパ区で僕の公演にはじめて来てくれた人もいらっしゃると思い、既存曲も交えつつのレパートリー構成にしました。

 

今回のセットリストとメンバーは以下の通り。

 

セットリスト

1. Wish to Fly

2. ジョンソンアリランString Ver.

3. Mint Academy

4. Lost Arirang Diaspora

5. 海女さんの歌

6. Prince of Jeju

7. SAYU ~ Main Theme

8. Rainbow Reunion

9. Flowers of K

10. アンコール) Frontier

 

メンバー

梁邦彦(ピアノ)、パク·サンヒョン(ギター)、キム·ソンス(ベース)、チョン·ジュリ(伝統打楽器)、パク·グァンヒョン(パーカッション)、ニール、ハン·チョルヒ(バイオリン)、ヤン·ヘギョン(ビオラ)、ナ·イングク(チェロ)、パク·セラ(テピョンソ)、キム·ジェウ(ボーカル)

 


 


 

 

今回は 5年ぶりのホール&聴衆皆さんの温かいレスポンスに包まれ印象深いライブでしたが、 もう一つトピックが。

今回参加の第一バイオリン;ニールさんが、終演後舞台を降りた瞬間僕に「先生、私も高麗人なんです!」

 

先祖ご両親はウズベキスタンで生活、彼女はバイオリンを本格的にやりたくてソウルに移住してきたそうで、つまり彼女は高麗人の末裔。

なんとアリランロードディアスポラを彼女と一緒に演奏することになるとは!しかも演奏後まで全くしらずに。

天の力が働いたとしか思えない偶然と縁が繋がる事に音楽をやる喜びを感じ、勇気をもらいます。

 

こういう出会いと体験は自分が音楽を続けていく求心力となっていて、これからもこうして音楽続けていくんだろうなぁ、、と思いつつ次の準備を進めている最近です。また皆さんとお会いできる日を楽しみにしています、それではまた!

 

梁邦彦