今回は目前に迫ってきた平昌オリンピックについてお話したいと思います。
9日が開会式で目前なので、ムードがかなり盛り上がってきました。
まず自分は開会式と閉会式の音楽監督という名の下、担当箇所の音楽を作り上げることが役割。そして開会式と閉会式全体で音楽の分量は果てしなく多いため、
4人いる音楽監督でそれぞれを分担しています。自分がどのパートを担当するとか、どういうコーナーが有ると言った具体的な話は一切できないのですが。
まぁ開会式見終わった方はこれは梁がやったのかな?なんて思いながら見ていただくのもまた一興かと思います。^^
これが所謂オリンピック全体の中で、スポーツを別とした「開会式&閉会式」の製作に関わっているわけだけど、これとは別に文化オリンピックというモノがあります。
それは開催期間中に文化、芸術でオリンピックを応援しようという趣旨のもので、その中で平昌会場に今回新たに新設されたコンサート会場「カンルンアートセンター」での公演が毎日行われます。その開催期間のちょうど中間の土曜日(韓国ではちょうど旧正月にあたる日)に単独でコンサートをやることになりました。このLIVEもこのオリンピック成功を祈願するものなので、去年ソウルでやったEchoes for PyeongChangという同タイトルですが、内容的には少し違いますので、どうぞお楽しみに。
その時の参加メンバーはこちらになります。
Gt. 長田進、Bass 櫻井哲夫、Drs. 川口千里、Pcs. Christopher Hardy、Sax. 寺地美穂、Tp. 丸木英治、Tb. 鈴木健一、Vo. Kwon Songhee、Tps. Park Sera、Vn. Bae Youngmi、Vn. Kim Eunsong、Va. Song Jaehwa、Vc. Na Inkuk
강릉아트센터 http://www.gn.go.kr/artscenter/index.do
そこで少しばかり混乱されている方もいらっしゃるようなので、ご説明を。
基本上記の開会式&閉会式と、文化オリンピックは全く別物で、文化オリンピックの一環で新しい会場で公演するというのが、開会式もしくは閉会式で演奏をする、と勘違いされる方が結構いらっしゃるようで、、、まぁ紛らわしいですよね。僕の単独公演と開閉会式とは全く関連がありませんので、その辺はどうか混同されないように ^^
さてさてオープニング&クロージングセレモニーでは、自分だけではなく4人の音楽監督たち全員が長い期間に渡って作り温めてきた音楽に、色々なパフォーマンスが重なり、スケールの大きなショーが展開されます。今現在もスタッフ、制作陣全員がベストなものをお見せできるよう渾身の力を振り絞り、最後のスパートをかけています。
どうか皆さんこのオリンピック、パラリンピックの成功を一緒に願ってあげて下さい。そして応援してあげて下さい。
4年間心血注いでトレーニングし、晴れの舞台で競技する選手たちのためにも。そしてあまり関係があると思えない突発的な政治的イシューで振り回されることが無いよう願っています。
スポーツの祭典は選手たちのもの、そして皆のものなのだから。
そしてその成功が次の東京オリンピック&パラリンピックに繋がっていきますように、聖なる灯火が次の地へ「良い形で」引き継がれていきますように。
さぁ、最後のスパート!
2018年2月3日
梁邦彦
P.S 2020東京も、もちろん応援してます&大成功祈願です! ^^