一般の人に始まり、ミュージシャンそして多様な人たちが 音楽でつながるWe Connect Challenge ~ Frontier、まず第一弾は韓日独米の4カ国ミュージシャン による軽快なタッチのフロンティア。 参加ミュージシャンは
若手No.1バンド「Hoppípolla」のアイル(Vo&Key)&キ ム·ヨンソ(Gt)君
ダニエル·リンデマン DanielLindemann:Pf(Germany) 押尾コータロー:Gt (日本) ChristopherHardy:Perc(USA)の皆さん。
今回はリモートと言う大前提なので、あえて横のつながり のないミュージシャンに参加してもらおうと思った。つま り普段いつも一緒にやっているミュージシャンだけで構成 しない、それがまた新たなリモートの形につながるのでは ないかと。もちろん僕とChristopher Hardy君や押尾さ んとはよく演奏しているけれど、彼らはHoppípollaチー ムもDaniel Lindemannも全く知らないし、ましてや演 奏したこともない。僕もDaniel&Hoppípollaのキムヨ ンソ君とは演奏した事無いし、旧知の仲でもない。でもそ ういった組み合わせが普段起こらないシナジーを生み出す のではないかと期待し、みんなに声をかけてみた。
まずこのシリーズのスタートは、エレクトリックピアノと シンプルなリズムでFrontierのガイドトラックを僕のス タジオで作り、それをミュージシャンに別個に送った。数 日後各自がイメージするアプローチで僕に戻してくれたん だけどそれが面白く、それぞれの演奏するフロンティアは とても個性的で魅力的。同じ場所で互いの音を聞きながら 演奏して作り上げる、いわゆる本来の作り方とは明らかに 違い、こういう形だからこそ予定調和的ではない、予想外 のものを作れると思った。
ダニエルリンドマンのピアノフレーズは個性に溢れステ キ!キムヨンソ君&アイル君のホピポラチームも楽曲に花 と活力を添えてくれたし、押尾コータローさんのギターは もう芸術品の領域、そしてChristopher Hardyさんのパ ーカッションは相変わらず心地良いし、それぞれの演奏素 材を最終的にこのスタジオで僕が演奏し直し、全体を整え て完成させたんだけど、結果としてこういうコロナ状況だ からこそ出来上がった新鮮な発見だった、そして何より楽しかった。特筆すべきは皆さんの協力してくれる姿勢。僕が直接連絡 して趣旨を説明したところ、快く一言「いいですね、ぜひ やりましょう!」。各自忙しいにもかかわらず演奏から映 像撮影まで積極的にアプローチしてくれたその姿にジーン と来てしまった。以下、今回参加してくれたミュージシャ ンたちのコメントです。
押尾コータロー(Gt) まだお会いしていない方々との音の構築、素敵です。この映像を見て、皆さんが前向きな気持ちになってくれたらと 思います。参加した僕たちはそんな気持ちになったし、早 くこのメンバーで生ライブもしたい。ありがとうございました!
キム·ヨンソ(Gt バンド、ホピポラ)⠀ 実際に僕が前から大好きだったミュージシャンの方々と一 緒に演奏でき幸せな時間でした。 疲弊された皆さんに少 しで元気を届けられたらと思います。一緒にこの時期を乗 り越え、必ず公演会場でまた会える日を楽しみにしていま す。
ダニエル·リンデマン(Pf) 今回のWeConnectチャレンジに参加でき本当に良かった し、とてもやりがいがありました。 梁邦彦さんはじめ、 多くの優れたミュージシャンと音楽を創る作業が楽しく、 幸せな経験でした。 出来上がった作品が多くの方々の癒 やしとなりこの暗い時期、いくばくかの明るい灯火になれ ばと思います。
アイル(Pf バンド、ホピポーラ) 昨年、梁邦彦さんとの共演をきっかけに、今回のプロジェ クトに参加することになりました。 コロナで会えなくな ってしまった皆さんと、こういう映像で一緒に演奏し共感 でき、本当に癒やされる時間になりました。 皆さんに良 いエネルギーがたくさん伝わり、一日も早く直接顔を見な がら演奏できる日が来るのを楽しみにしています。
Christopher Hardy(Perc) ユネスコ加盟国の70周年を記念し、この偉大な音楽家と共に公演できることは本当に光栄です。
こう言う気持ちで参加してくれる皆の姿本当にステキだ し、更に編集してくれる映像監督を始め管理スタッフ皆さ んももちろんチャリティー! 生き生きと楽しそうに(時には大変だけど懸命に^^;)参 加してくれている姿がまた感動的、どうもありがとう!
さて今回の公募で、一般の人たちが別々の場所で演奏した 様子を(パフォーマンスや楽しんでいる様子も)たくさん 送ってきてくれています。 一般の人達が音楽で楽しむ様子は、僕達ミュージシャンの 気持を「やっぱりそうだよね」と原点に戻してくれます。 ありがたく、そしてこの企画をやってよかったと思える瞬 間。 この一般公募シリーズ、と~ても面白くなりそうなので乞 うご期待。
更にもうすぐ公開となる#2は今回とまた趣の異なる素晴 らしい人達が参加してくれますので、そちらもお楽しみ に。それでは引き続き、We Connect Challenge ~ Frontier~ 応援よろしくおねがいします。 そしてコロナの影響深刻ですが、皆さん元気を出して、そ して健康に過ごしてください。
梁邦彦