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2020.10.31 Precious Night w/ Friends 初配信ライブ!

  •  WRITER : admin
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    20-11-05 15:52  



 

Precious Night w/ Friends という本来は東京で予定され、延期、そして中止になったライブのタイトル・ようやくこの日の配信ライブで実現となった。

今できる限られたこと、無理をせず最小限のところからスタートする、これが今回配信ライブの原点だったのだけど、その中でいくつか僕なりのポイントがあって。まず音質にこだわったこだわりたかった、だから場所としてはライブハウスではなく、レコーディングスタジオを選んだ。それはライブハウスの音が悪いと言うわけではなく、できるだけ録音状態に近い、高音質な環境で皆さんに聞いてもらいたかったから。オーディオテクニカアストロスタジオならそれが出来ると思った。

 

そして編成。前述したように去年東京でのライブを数回企画したけれど、何度も延期中止になってしまったバンド編成でのライブをぜひやりたかった。ちょっと雪辱戦的な意味合いもあって。

 

その2つはしっかり抑え、それ以外無理をせず、配信システムの中で自分たちがライブでできる&ライブで皆さんに見てもらえる部分を自分で知っておきたかったので、今回はテスト的な意味合いが大きくなりましたが、実際やってみると、考えているよりいろんなことを実感できた。ライブは当然楽しいけど、やはり読めない部分もあったり、今後への一歩になったと思う。

 

さて内容的には、普段コンサートでやる中心的レパートリーにピアノ&バイオリンデュオ:Wish to Fly、そして初演のWHO I AMのBGM:You in Meなどのバリエーションを加え、更に新曲をやりたかった。この空白になってしまった時間を埋める新しい曲が必要だと思ったのと、すでに作業開始している新アルバムの雰囲気を皆さんに感じ取ってもらえるのもいいと思って。今回演ったその新曲、Steppin’ Outは11月にレコーディングを行います。「軽やかな気持ちで外に出てみよう」と同時に「脱出」と言う意味もあり、このコロナの影響からいち早く僕たちが脱出できるように、そんな気持もあり。軽やかなと言うところがポイントで、力みすぎずにみんなで手をつなぎ外に出る、そしてストリートには気分良くステップを踏んでいる人もいる、そんな明るい将来への期待も込めて。

 

実際には前もってライブで演奏したあとにレコーディングしたかった。と言うのもレコーディングで初めて演奏するのと、ライブの後にレコーディングするのとでは明らかに出来上がりに違いがあって「こなれ方」が違うというか。ミュージシャンみんなに曲を渡すのが本番2日前になってしまい申し訳なかったけど、さすがみなさん凄腕、しっかりまとめあげてくれました。櫻井哲夫さん、川口千里ちゃん、是永巧一さん、吉田翔平君の素晴らしいミュージシャンの皆さんに拍手(パチパチパチパチ絵文字)

 

今回のライブで感じたのは、ピアノ&バイオリンデュオもいいな>この形で他の既存曲も演ってみようと思ってみたり、、You in Meの様なBGMというのは番組制作時本来時間のなさと忙しさの中で懸命に作られて、オンエアーや公開が終わると劇中の音楽として、どこか忘れ去られてしまう>放置されることが多いんだけど、、、今回の様にスポット当てて演ってみるのも良いもんだなぁと思ったりも。

 

そしてやっぱりみんなと繋がれるのは良いな、音楽&ライブで。リスナー皆それぞれが離れているオンライン上だからこそ、距離に関係なく日本、韓国の人たちがチャット上で応援してくれ、ときには互いに反応しあったりする光景を見ているだけで、暖かい気分になった。実はこれが今回1番の収穫だったかもしれない。

公演翌日、日本と韓国のいろんな方から連絡いただいた。普段ライブをしている時はもちろんその片方からだけど、今回は違った。日本での公演をオンラインで見て連絡をしてきてくれた韓国の知人(僕のメンター^^)は、「音楽も良かったけど、演奏者やチャットで皆がつながってる光景見ながら印象的だったのはYou in Meと言うタイトルだった」とわざわざ連絡をくれた。う~ん、そうだな、そう言われると改めていい曲タイトルかと思う。ライブのまた違った魅力ですね。

 


 

今回はオンラインでやることの良さも実感できたし、これからも可能性を探りながら進んで行けたらと思う。

実際、スタジオで演奏し、撮影しオンラインで配信したんだけど、2カ国語字幕や曲タイトル、エンドロール等の切り替え作業は、なんと韓国からリアルタイムでスイッチャーを切り替えていたのです。ネットの恩恵があってこそ可能な共同作業だったけど、こういうやりとりも新鮮、アイディア次第でもっといろんな事出来るんだなぁと。もちろん新しいアルバムと生ライブ公演もばっちり進めていきますので。と言いつつ、ミュージカルの編曲作業、そして新アルバム、更に次の別プロジェクトにも進みます!

 

最後にもう一度、見てくれた皆さん、演奏者、スタッフの皆さんどうもありがとう。

次にまた進化した形でお会いしましょう。

 

梁邦彦