2021年、早いものでもう2月になりました。
1月28日に約2ヶ月ほどの韓国滞在から戻り、今は軽井沢の自宅で2週間の隔離生活中。12月6日に韓国入国した直後も2週間の隔離生活を送りましたが、この時の滞在はオフィス兼簡単な滞在スペースで、製作をしたり生活するスペースではなく、色々足らないものも多かったけれど、これを機会に機材を揃えたり(本格的なニアフィールドモニタースピカーやモニターボリュームなど>>この話は別のブログ;Studio Storyで^^)生活ベースの環境を整え段々と快適になっていき、完成までとは行きませんが普通に作曲や制作の作業を進める段階まで環境整理出来ました(ちょっと大変だったけど^^;)それに引き換えここでの隔離生活は、周りに誰もいないしスタジオもあるので「外に出ずにじっくりやりなさい!」と言う天の声に従い、背筋を伸ばして毎日頑張っているところです。
さて今日は、1月28日までの「韓国滞在を振り返ってみる」のと「これから」について触れようと思います。まずこの2ヶ月ほどの韓国滞在で、12月末に行った非対面のオンラインライブ、こちらは前回のブログで触れたので割愛し、年明け一番のイシューはミュージカル。本来1月6日に予定していたスタート公演がコロナの影響で1月19日に延期となり、それに伴い年末のリハーサルが全てリセットされ仕切り直し・膨大な人員が参加している大規模ミュージカル、日程移動するのは生半可なことではなく、それによってスコアを仕上げるタイミングも変動してしまい、ぐるぐる目が回った^^;
しかし時間が延びたことによる編曲の見直しやさらなるビルドアップをギリギリまで重ねリハーサルがスタート、その後は参加スタッフ全員の気力が集中ぐいぐい完成度が上がっていき、しっかりと19日スタートにこぎつけました。ところが1つ大きな問題が。本来コロナでの観客50%対策でチケット販売されていましたが、予想に反し観客30%の制約がこの時期に外れることがなかった。したがって19日のスタート公演は50%観客チケットを公演前日に30%に減らすと言う前代未聞の事態となったのです。すなわち公演前日すべてのチケットを払い戻しキャンセル、次の公演当日午後2時に30%でチケットを再発売すると言う、僕も今まで経験したことのない事態。そして30%と客席数が少なくなってしまった事に25周年オープニングコンサートチケットということも重なり、チケット争奪は凄まじいことになっていたようです。いや~~こう言う事が実際に起こるんだなぁ。そして無事に公演はスタート。
ほっと胸を撫で下ろした直後、年末に予定されていた僕のソロ延期公演が1月23日にありましたが、これも30%の制約客席率。観客を前にしたホールライブはなんと1年以上ぶり!オンラインライブということに最近少しずつ対応できていく中で、やはり客席の反応と一緒に作り上げていく公演は何物にも代えがたい、貴重なものだと再認識しましたが、なんと言っても皆さんの笑顔がたまらなかった。そしてこの日印象的だったのは、一人オープニングで舞台に出ていきピアノソロを弾いているとき、急に現実感がなくなり、ここがどこなのか&まるで宙に浮いている不思議な、初めての感覚でした。それにしても、久しぶりの生ステージで演奏する喜びはやはり格別、早く又次のステージで皆さんと会える日がすでに待ち遠しいほどです。
さてこの2ヶ月間、少しばかりの仕事合間には親しい友人と冬山登山に行き素晴らしい日の出に遭遇できたり、自分が音楽を担当した中央博物館の展示を遂に直接現場で見ることが出来たり(展示スタートして10け月ぶり!)、普段会えない方々と旧交を深めたり、この状況だからこその有意義な時間も過ごせた。ただ一つ慌ただしかったのは、出国が近づくと72時間以内のPCR検査の陰性を証明したり、空港ついて又PCR検査したり、一体何度検査するんだ~!状態だけどそれも仕方ないですね。とにかく、無事にここに戻ってこれた事、それは皆さんの応援メッセージあってこそ、本当にたくさん励まされました、どうもありがとう。
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これからについて。
そういえば今年僕はソロデビューをして25周年に当たります、少し前に20周年ライブとベスト盤をリリースしたと思っていたらもう5年が経ってしまった。本当にあっという間ですが、今年はそれに見合った活動を考えています。そのうちの一つがソロアルバムであるのは当然、ここ最近のソロ活動はもちろん他プロジェクトへの参加を通じて培われた音楽の養分をソロアルバムという形にしたいと思っています。いろんな未発表のものも収録したりと、今は色々なアイディアが頭に浮かんでいる状態だけど、コロナの影響がまだ色濃く残るであろうこの2021年、オンラインも視野に入れた新しい取り組みも考えていこうと思います。
そういえば年末急に思いついた1月1日のバースデーオンラインライブも楽しかったなぁ。又ああいうフレンドリーなイベントもいいかなとか、色々。そいう感じで色々進めています、どうぞお楽しみに。
梁邦彦